言語指標CEFRとは?
英検をはじめ、様々な英語民間検定がある中で、その検定の級やスコアが一体どのくらいの英語の習熟度なのか、ということを測る尺度としてCEFR(セファール)というものがあります。
CEFRは外国語の習熟度をA1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階に分けて説明しており、現在は英語だけでなく38の言語の習熟度を示しています。
(出典:英語4技能試験情報サイト http://4skills.jp/qualification/comparison_cefr.html)
大学入学時に必要とされる英語力はA2~B1以上だと言われています。CEFR対応表を見ると、英検ならば2級以上が求められることとなります。
(出典:英語4技能試験情報サイトhttp://4skills.jp/qualification/comparison_cefr.html)
例えば早稲田大学では、一部の学部(文化構想学部・文学部)で英語4技能テスト利用型という受験方式を定め、TEAP、IELTS、英検、TOEFL(iBT)のスコアを利用することを認めています。
2017年度の入試において、文化構想学部の一般入試の倍率は11.1倍、それに対して4技能テスト利用型の倍率は1.8倍でした。文学部では一般入試が9.1倍に対し、4技能テスト利用型は1.9倍でした。4技能テスト利用型での受験者はまだ少ないですが、今後このような形での受験方式にシフトしていくことが考えられます。
2020年から2023年までは移行期間として大学入学共通テストと民間検定が併用され、2024年からは民間検定に一本化されます。3月末に大学入試センターからどの民間検定を採用するのか発表されます。